「優しい雨のように」 BY京香
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「高耶さん…」 熱い囁きと共に、直江の力強い腕が高耶の太股を大きく広げた。高耶の恥ずかしいものが、足の間で震えている。羞恥を感じる間もなく、直江のそれは高耶の中へと入ってきた。先に塗りつけていた精液が潤滑油の役目を果たし、直江のものをどこまでも深く取り込んでしまう。 「あ、……んっ」 高耶が一息ついた頃には、直江のものは体の奥深くにまで入っていた。衝撃で、高耶の瞼が震えている。直江は高耶が太さに慣れるのを待ってから、腰を前後に動かした。直江が腰を動かす度に、高耶の口から押し出されるように喘ぎが漏れる。極限まで開かせた足の間に大きな体を割り込ませ、直江は高耶の恥穴を思いさま貪る。熱く堅いものが自分の中を出入りする、痺れにも似た陶酔に高耶はあえかな声を漏らしてよがった。 「んあっ」 後ろを強く突き上げられる度に揺れる高耶のもの。その先端から白いものが滲むのを見た直江は、再び後ろを突き上げた。 「アァ…! んっ……ぁ」 高耶の大きく反りかえったものが、解放を請うて白い涙を流している。思わず伸びた高耶の手をそこに絡ませて、高耶の手の上から直江はキツくそれを握りしめた。 「い! あぁ……っ、や、…それっ」 欲望を強く堰止められて、高耶の体の中で淫らな熱が激しく荒れ狂う。さらに、疼く場所に深く埋めこめられた熱い楔。前も後ろをも襲うあまりの刺激に、高耶は気が狂いそうだと思った。 「なお…っ。も……ッ!」 「気持ち、いい?高耶さん…」 高耶が涙を溜めた目で直江を見るが、それは征服者の加虐心を煽るだけ。直江は高耶の前を戒めたまま激しく腰を使うと、深く突き刺して高耶の中に熱いものを勢いよく発射した。 「あ、ん。アァ―――ッ!!」 最も深い場所に叩きつけられる熱い液体。高耶は体を大きくヒクつかせると、過ぎる快楽の波にその身を沈めた。 ハァ…、ハァ…。 しん…、とした部屋に二人の荒い息づかいだけが響く。 「……少しいじめ過ぎたか」 荒い呼吸のまま直江が見おろすと、高耶は完全に意識を飛ばしてしまっていた。頬に、涙の後が残っている。それは、高耶がギリギリまで耐えたことを如実に物語っていた。 直江は小さく苦笑すると、戒めていた左手を外してやった。高耶の手が、そこから力無く滑り落ちる。だが、ピク、とそこは震えたものの自ら欲望を放出しそうにはなかった。 小さく震えるその様がとても辛そうで、直江は腰を屈めると高耶の高ぶりを口にくわえてやった。 「ん……」 高耶の眉が切なげに寄せられた。その高耶の表情を目で追いながら唾液を絡ませると、ピクンと睫が震えたのがわかった。 体の中心に感じた甘い痺れに、ほどなくして高耶は目を覚ました。思考がついていかなくてしばらくぼんやりとしていたが、下腹の方で淫らな熱が大きくなるのを感じてゆるりと視線を動かした。 「なお…ぇ」 直江が、高耶の勃起したものを口に含んでいた。わざと見せつけるかのように舌を大きく出してそれを舐める様は、高耶の目にとても卑猥に映った。 「んぁ…、な、ぉ……、あっ、あ……!」 濡れた棒に伸ばされた舌が、意思を持った生き物のように淫らに這いずりまわる。ザラザラした舌の感触がたまらなく、イイ。無意識のうちに高耶は直江の頭をそこに押しつけていた。 「あ…ふ、そこ……もっ……と」 顔を上気させながら喘ぐ高耶に、直江は左右の袋を揉み込みながら真ん中の棒を吸ってやった。ビクンと震える体を抑えつけて愛撫を繰り返してやると、高耶は掠れた悲鳴を上げながら一気に高みへと上りつめた。 * ―――サアァァァ…。 …な、に? なんの音? ……あめ?…雨が降っているのか……? 窓を叩く雨の音で目が覚めた。 とても、とても静かな夜だった。 細やかに震える空気の音が、耳に優しい。 サァ…という雨の弾く音だけが、ここにある全ての音だった。 (なんだか、とても……、気持ち…いい) 甘いまどろみの中で、高耶は小さく微笑んだ。 * 高耶がパチッと目を開くと、逞しい裸身が目に飛び込んできた。 (わわっ!) 驚いて体を離そうとするが、直江の腕に抱きこまれてしまっていてそれは出来ない。何とか抜け出そうと試みたもののピクリとも体を動かすことが出来なくて、仕方なく高耶はそのままの姿勢でいることにした。 直江は眠っているようであった。うっすらと開いた唇の間から、静かな寝息が聞こえる。先ほどまでの荒々しい直江とはまるで別人のような、穏やかな寝息だった。 (直江がオレの前で寝てるなんて、珍しいかも…) 広い胸が、緩やかに上下を繰り返している。それを珍しそうに見ていた高耶だったが、ふと体をずらすと、直江の左胸に頬を寄せてみた。 普通なら、絶対にこんなことはしない高耶だ。 でも、直江が寝ているのなら。誰も見ていないのなら。 高耶はうっすらと頬を赤らめながら、直江の胸にもたれ掛かった。 トクン、トクンと規則正しく動く心臓の音が聞こえる。雨で雑音がシャットアウトされている分、それはとてもクリアに耳に届いた。 (なんだか、とても安心する……か…も) それは、先ほど夢うつつに感じたものと同じだった。 高耶はウットリと瞳を閉じると、その優しい音を子守歌に夢の中へと身を投じた。 その口元には、幸せそうな笑みが浮かんでいた。 やがて、高耶の口から寝息が漏れ始めると、眠っているはずの直江の手が高耶の髪を優しく撫でた。
おわり |
あのですねー♪直江の裸なんて見慣れてそうなのに,驚いちゃう高耶さんが初々しくて好き!!なんですよ☆☆充分あまあまだと思うのに,ご本人曰く「不調だ」とのこと。ふふっvvじゃあ不調じゃないときのときの「あまあま」,期待してますね♪<京香さん☆ |
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