「FELL HAPPY?」 BYmeeさん


「高耶さん、この書類ってたしか提出は明日ですよね?」
「ん、そう」
直江の声に、テレビの方に頭を向けたまま高耶は答える。
「仕上がったんですか?」
この書類、大学の入学手続きの書類なのだが、半端じゃなく書く量が多い。
しかも何度も何度も同じことを書かされるので高耶はすぐに飽きてしまって、ついずるずると書くのを先延ばしにしてしまうのだった。
「ん、大体」
適当に答えておく。今はテレビが見たいのだ。
「…高耶さん、先に仕上げてしまいましょうね」
この調子だと明日の、しかも直前になるまでやらないだろう。
普段はマメな人なのだがこういうところは雑だった。
「イヤ」
「高耶さん」
「………わかったよ」
しぶしぶテレビから目を離してガラスのローテーブル上の書類に目を向けた。心底嫌そうだ。
普段はここまで渋ることはしないのに…と少し首をかしげる。
チェックしてあげますよ、というと何故だかそっぽ向かれてしまった。


大体、というのはあながち間違いなかった。
ほとんど書けていた。これならすぐに仕上がるだろうに…と思いながら高耶が書き終えたものを順に目を通した。
「高耶さん、『緊急連絡先』の欄、抜けていますよ」
その書類を高耶に差出しながら直江は次の書類を手に取った。
それに目を通すとまた、同じ欄が空白になっている。
「高耶さん、これも」
なかなか書類を受け取らない高耶をいぶかしんで顔を上げると、何故かすこし怒った顔をしている。

「??」
どうぞ、と書類を差し出すと無言で受け取りなにやら思案している。
「どうしたんですか?」
「……ここって、オレの場合どこを書いたらいいんだ?都内の親類等の住所を書けって書いてあんだけど」
そんなものはいない、知らない、と高耶は言う。
それで空けていたのか。納得したところで直江は、ここはいなかったら一番近いところに住んでいる親類を書けばいいのだということを教えてやろうとした矢先、
「その、だから!こ、ここの住所書いといてもいいか?」
高耶の耳が真っ赤に染まっている。
ここ…?って、ここですか高耶さん…?!
驚きのあまり咄嗟に声が出ない。
「ダ、ダメだよな。ごめん変なこと言って」
必死になって、どうしようか、とブツブツ言っている高耶がどうしようもなく可愛い。
「高耶さん!」
「って、うわぁ!?何すんだ直江!離せって、書けねーだろ!」
「ここの住所を書いてくださって結構です。都内じゃないとダメなんでしょ?」
言いながら床に押し倒し、覆い被さり身体をまさぐる。

「やめっ、離せ!書類仕上げらんねーだろッ」
「後はここの住所をその書類に書き込むだけですよ、さあ書いてください」
「よく考えたらおまえは親類じゃな…んっ、む…」
貪るような口付けに高耶は思わずといった風に吐息を漏らす。
服の上からまさぐっていた手をシャツの中に差し込んで高耶を高めていく。
「いいんですよ、親類がいなかったら知人で」
ここぞとばかりにいい加減なことを言う。
もう一押しで高耶の正式な書類に自分の名前が載るとなるとそんなことはどうでもいい。
「ね、だから書いてくださいね」
「んんっ、わかっ、た…から、もぅやっ…ふ…ん」
ズボンの前をしきりにまさぐって布越しにすでに主張し始めたモノのカタチをなぞり、高耶の思考を奪う。
「じゃあさっそく書きましょうね」
と言いながら高耶の左胸の突起を摘み上げた。
「やぁっ」
ビクッと背を反らす。その隙に腕を背にまわして腰を持ち上げ、一気にズボンを下着ごと、膝まで引きずり下ろした。性急に高耶の前をまさぐる。

「ん、やめ…っ、かけな、あ…っ…」
「すぐ書かせてあげますよ、もうちょっと待ってくださいね」
ちゅっ、と唇に口付けをしながら足をぐいっと開かせ、前をいじっていた手を後ろの蕾へと滑らせる。
「アッ…」
くぷ、と指を含ませた。腰を捩って逃げようとするのを、直江は更に足を開かせ阻止する。
「んや、ぅく…」
中を解すような動きで指をうごめかせた。
「お待たせしました、さあ書きましょうね」
「…?」
頭はすでにほとんど働いていない高耶は直江にされるがまま、上体を起き上がらせた。
「さあ、座って書きましょうね」
そう言うと直江は高耶の身体を反転させて自分に背中を向ける体勢にさせ、自らの腰の猛ったモノの上に高耶の腰を落とした。
「く、ふ、アーーーッ」
いきなり熱を受け入れさせられてた高耶はたまらず目の前にある書類の乗ったローテーブルにしがみついた。

直江はそのテーブルを引き寄せた。
「高耶さん、目をあけて…」
耳元から聞こえる欲で掠れた男の声に従い、うっすら目をあけると、
「あっ」
高耶の顔に一気に血が集まる。書類の間からガラスを通して高耶の自身が見えた。
「よく見えるでしょ、こんなに反り返っているのが」
楽しげな声が耳に入ってくる。目の前に見える自身が、絡む直江の手に歓喜しているを見ていられなくなって高耶は目を背けた。
「ほら、高耶さん、書類を書かないと」
ぎょっとして直江の顔を見るとひどく楽しげに笑っている。

「な、かけるかッ…んあ!」
いきなりまわされた腰に高耶は喘いだ。
「書き終わるまではこのままですよ。さあ、しっかり書類を見て」
嬉しそうに弄ってくる直江を高耶はぎっと睨んだが煽るだけだった。
「そんな風に誘って見せてもこれを書き終わるまではダメですよ?」
こういうときの直江は何を言っても聞いてくれない。
高耶はあきらめて書き始めた。
意外にも直江は書いているときは少しも動かなかった。
下書きを終え、ボールペンでなぞる。
あとは消しゴムかけだけだった。
「ふっ」
つい声を漏らしてしまい、高耶は真っ赤になった。
消しゴムをかけるときに腹筋に力が入り中の直江を締め付けてしまったのだ。
「どうしたの?ほら、もう少しですよ」
意地の悪い声で直江がからかってくる。
「くっ」
はやく終わらせようと思い再び消しゴムをかけ始めると今度は直江が高耶の消しゴムをかけるリズムに合わせて腰を動かしてきた。

「な、や、ん、んんっ」
まともに消すことも出来ず消しゴムを握りしめたままテーブルにしがみついてしまう。
書類が散らばってテーブルの下から高耶が見える。
「終わるまではダメですよ。ほら、このコもはやくはやくって泣いてますよ」
言いながら直江は高耶の自身の根元をきゅっと握った。
「やっ、なお、もぅ…」
「さあ、消しゴムをかけて」
消すたびに内部の直江を締め付け、膨張する直江に喘ぎながらなんとかその作業を終えた。
「よくできましたね、嬉しいですよ高耶さん。あなたがここにどこを書こうか考えた時に私の名前を思い浮かべてくださって」
「…そうかよ」
ふと、真剣な声になった直江に、高耶は恥かしそうに顔を横向けた。
「私はいつでもあなたの緊急連絡先ですよ。何かあったら私のところへ来てください」
高耶の唇に優しく口付ける。
「じゃあ、続きをしましょうね」
幸せな気分を味わいながらお互い貪りあっていった。

後日、緊急連絡をうけたという理由(嘘)でしょっちゅう大学に迎えにこられ、そのまま直江の部屋まで連れていかれる高耶の姿があったとかなかったとか…


Fin 


・・・・直江・・・(笑)何だかおかしい(笑)高耶さん可愛いvしょっちゅう大学→直江の家→翌朝また大学に☆じゃ、もう半同棲じゃん(><)でも半同棲でも何でも、私は可愛い高耶さんにドッキドキでした(笑)Mee、ありがとうv
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