「ラブ・テイスト」 BY 田の中もんぱちさん


こいはほろ苦く
愛は辛く
そしてどちらも隠し味は最高の甘味料


愛が甘いだなんて信じて無かったよ。
辛くて苦しい感情しか知らなかったから。
そもそもおまえに出会うまで「アイ」なんて知らなかったから。

ゆっくりと離れてゆく唇を感じて、高耶は思わず自分からぶつけるように押しつけて行く。
男は、彼のそんな動作に意表を突かれたのか、少し驚いたように目を見開いた。
「……どうしたの、高耶さん」
「だまってキスしろよ……」
直江の言葉を遮って高耶は言うと、自分より頭一つ大きな直江の首に両腕を回す。

甘く香るエゴイスト。

直江は高耶の腰を抱くと、傍らのベッドに押し倒した。
「…今日は、積極的ですね」
「悪いか?」
「いいえ……」

ルームライトの明かりを落とす男の腕に、指を這わせる。

「嬉しいですよ」


こいはほろ苦く
愛は辛く

そしてどちらも隠し味は最高の甘味料


おわり


オトナ!って感じですね☆☆すっごい雰囲気が出ててカッコイイですvv積極的な高耶さんがもう!!個人的にかなり幸せです(>0<)田の中もんぱちさん、ありがとうございました〜☆
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