「泣き顔も笑顔も」 BYメイシャンさん



高耶を上にして、イイカンジに愛し合っている時、突然高耶が泣き出した。
ヒックヒックとしゃくりあげて、子供のような泣き方で。
これはもう、感じすぎてとか、キツくて・・という泣き方ではない。
直江はしゃくりあげる振動が、つながっている部分に伝わってたまらなく良い、と思っていたが、そんなことを考えている場合ではない。
「どうしたんですか?高耶さん」
「お前がっ・・・ヒック・・・全然・・・エグッ・・・解ってないからっ・・ヒイィック」

直江は高耶のことなら何でも知っているつもりだった。それなのに、高耶は「解ってない」と言って泣いている。
「高耶さん、どういうこと?落ち着いて、話してみて?」
とにかく、高耶さんの涙を拭いてあげようと、上体を起こした。
「あぁぁん!」
中に入っている直江の角度が変わって高耶のイイトコロを刺激したらしい。泣きながらよがる。
「だからっ解ってないって言うんだよぉ!うわあぁぁぁん!」
本格的に泣き出してしまった。

今日の高耶さんはどうしたと言うんだ?
直江は戸惑ってしまったが、それ以上に泣いている高耶が可愛くて、高耶の中に入っている部分が暴れだしそうになる。
それを高耶も敏感に感じ取ってしまった。
「ああっんっ、だからっそれがっ」
泣きながら叫ぶように言って、泣き止まない。

直江はほとほと困り果て、ただ高耶の頭や顔をなで、肩を優しくたたいて宥めた。
「高耶さん、泣かないで、ね。話してみて。高耶さんの言うことなら、何でも聞きますから。俺に話して?」
優しく撫でられ、少し落ち着いてきた高耶がやっと話し出した。
「オレっ・・ヒック・・すっごく良くて・・ヒック・・気持ちよくて・・」
「気持ちよかったの。それで?」
なるべく高耶を刺激しないように殊更優しく続きを促す。
「なんでこんなに良いんだろって思って・・あぁ、直江だからだって思って・・・」
「高耶さん・・・・」
「それなのに、お前、オレのこと上にしてガンガン突き上げてくるから・・・もう、ワケがわかんなくなっちゃって・・・」

「高耶さん、そんなこと考えていたの?」
まさか、高耶がそんな理由で泣き出したとは。直江にとっては嬉しすぎる告白である。
しかも高耶は自分がどんなに大胆なことを言っているのか、自覚がない。
『気持ちよくて』などと言ったら直江が付け上がることは間違いない。泣いて気分が高ぶっているので、そこのところに気づいていないのだ。
「そんなことってなんだよ!だから、お前は解ってないんだ。オレがこんなにお前のこと、好きで、気持ちよくて、おかしくなりそうなんだってこと、解ってないっ」

直江は触れるように高耶の唇の端に口付けて、出来るだけそっと話し出した。
「高耶さん。私も同じですよ。」
「同じ・・・?」
唇を高耶の目じりに移動させて涙を吸い取りながら続ける。
「あなたのことが好きで、あなたの中は気持ちよくて、オカシクなりそうですよ?」
「直江も・・・?」
「私も」
「本当に?」
「本当ですよ。ほら。」
直江がそっと腰を使った。
「あああっ・・・う、そだ。俺ばっかり・・・」
高耶の思わず閉じた目から再び涙が滲んだ。

直江が腰の動きを止めずに言う。
「高耶さん、目を開けて、俺を見て?」
やっとの思いで目を開けて直江を見た。
「あ・・直江・・・・・・お前も、気持ち良さそう・・・?」
「そうですよ。あなたの中が好くて良くて。もう、我慢できそうにありません。オカシクなっても良いですか?二人でならいいでしょう?」

「なおえ・・・うん、お前も一緒なら、俺も・・・」
そう言って高耶は、直江にしか見せない特別の笑顔を見せた。
直江はその笑顔を見た瞬間、自ら最後の理性を切り、自分の笑顔のせいだとは気づいていない高耶を最高にオカシクさせた。

『泣き顔も笑顔も。あなたはいつでも俺をオカシクさせる原因ですよ、高耶さん』


うわわっ、来ました、来ましたよ〜〜!! あまえろです、皆さん念願の!(笑)
高耶さん、激可愛い〜〜。もっとおかしくさせたいです、えへへ。いや、しかし、直江、こんなに幸せでいいんですか? 憎いですよ? もうっ(笑)。でもでも、メイシャンさん、素敵な作品をありがとうございました!
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